『VIVANT』でジャミーンが野崎を苦手とする具体的な理由は、第17話時点でも明らかになっていません。
ただし、第17話ではジャミーンが100人以上の顔写真から犯罪者を見分け、さらに公安の和久井と鈴木にも拒否反応を示したことで、彼女の「人を見る力」が改めて重要な能力として描かれました。
一方で、実際に人を殺している乃木には懐いています。
そのため、ジャミーンが見抜いているのは「犯罪を犯したことがあるか」という単純な善悪ではなく、その人物の内面にある悪意、他人を傷つける性質、あるいは隠された危険性なのではないかと考えられます。
| 気になる点 | 第17話時点の結論 |
|---|---|
| ジャミーンはなぜ野崎が苦手? | 具体的理由はまだ未判明 |
| 野崎は悪人? | 悪人とは断定できない |
| ジャミーンの能力 | 人物の善悪・危険性を高精度で察知するように描かれている |
| 乃木にはなぜ懐く? | 犯罪歴や殺人の有無だけで判断していない可能性が高い |
| 今後の注目点 | 野崎への反応が能力の本当の判断基準を明かす伏線になる可能性 |
シーズン1でも、ジャミーンは乃木や薫には心を開く一方、野崎にはなかなか懐きませんでした。
しかもシーズン1最終回まで、その理由は回収されていません。
第17話でジャミーンの能力が詳しく描かれた今、野崎への態度は単なる子どもの好き嫌いではなく、長期的に仕込まれた伏線である可能性がさらに高まったように見えます。
VIVANTでジャミーンはなぜ野崎が苦手?理由を考察
ジャミーンと野崎の関係は、『VIVANT』シーズン1から続いている未解決の謎です。
ジャミーンは乃木、薫、ドラムなどには比較的自然に心を開きます。
ところが野崎が近づくと、明らかに態度が変わります。
ここだけを見ると、
「ジャミーンには善悪が分かる=野崎は悪人」
と考えたくなります。
しかし、第17話まで見ると、そこまで単純な設定ではなさそうです。
第1シーズンから野崎だけにはなかなか懐かなかった
シーズン1第8話では、退院したジャミーンのもとへ野崎が現れ、「退院おめでとう」と声をかけます。
ところがジャミーンは薫の後ろに隠れ、表情を硬くしました。
野崎自身も「まだダメか」と苦笑しており、以前からジャミーンに警戒されていることを認識していたことが分かります。
さらに、入院中に乃木がジャミーンを訪ねた際には、ジャミーンは乃木に抱きついています。
野崎とは明らかに態度が違いました。
ジャミーンの父・アディエルも、乃木に懐く娘を見て、人間の善悪を直感的に見抜けるのかもしれないという趣旨の話をしています。
この設定があったため、当時から、
「野崎は実は悪人なのでは?」
という疑惑が視聴者の間で広がりました。
しかも、シーズン1最終回でも答えは明かされませんでした。
つまり野崎への拒否反応は、2023年から残されていた謎なのです。
野崎が悪人だから嫌っているとはまだ断定できない
ただし、
ジャミーンが野崎を嫌う=野崎は悪人
とは断定できません。
理由は乃木です。
乃木は別班として秘密工作に従事し、必要と判断すれば人を殺しています。
シーズン1では、テントのモニターだった山本から情報を聞き出したあと、橋から落として自殺に見せかけて殺害しました。
法律や一般的な行為だけで判断すれば、決して「何も悪いことをしていない人物」ではありません。
ところがジャミーンは乃木に非常によく懐いています。
つまりジャミーンの能力は、
「人を殺したことがある→悪」
「法律を破ったことがある→悪」
という機械的な判定ではないと考えたほうが自然です。
むしろ「なぜ乃木はOKなのに野崎はダメなのか」という矛盾こそ、ジャミーンの能力を理解する鍵になりそうです。
ジャミーンは野崎の何かを見抜いている?
第17話までを見る限り、最も気になるのはジャミーンが本人すら表に出していない部分まで感じ取っている可能性です。
和久井の場合、公安として働いている表の顔だけを見れば普通の捜査員です。
しかしジャミーンは写真だけで拒否反応を示しました。
調査すると、和久井が妻にDVをしていたことが判明します。
つまりジャミーンは、
社会的な肩書きや表面上の振る舞いでは見えない、その人物の内側にあるもの
へ反応していることになります。
そう考えると、野崎にもまだ視聴者が知らない何かがある可能性は否定できません。
それは「実は敵だった」というほど単純な秘密ではなく、
- 過去に誰かを犠牲にした
- 任務のためなら非情な判断ができる
- 他者を利用することへのためらいが少ない
- まだ明かされていない罪や後悔を抱えている
- 公安として見せている顔とは異なる一面がある
といったものかもしれません。
ジャミーンは野崎の所属ではなく、野崎本人の内面に反応しているのではないか。
現時点では、この可能性を残しておく必要があります。
ジャミーンの能力とは?第17話で分かった善悪の見分け方
第17話では、ジャミーンの能力についてかなり踏み込んだ描写がありました。
善良な市民と犯罪者を混ぜた100人以上の顔写真をランダムに見せたところ、ジャミーンは犯罪者に反応し、間違えることなく見分けました。
これによって、それまでアディエルが語っていた「善悪を見抜けるのかもしれない」という話が、物語上かなり現実味を持つようになります。
しかし重要なのは、全員への反応が同じではないことです。
山本には強い拒否反応を示した
特に強烈だったのが山本です。
第17話で乃木が山本の写真を見せると、ジャミーンは目を閉じて嫌がるなど、はっきりとした強い拒否反応を示しました。
乃木もその反応に驚き、写真を丸めて捨てています。
山本はシーズン1で、テントのモニターとして活動していました。
さらにブルーウォーカーこと太田梨歩を監禁しており、口封じまで考えていた人物です。
ジャミーンの反応を比較するうえで、山本はかなり重要です。
山本の場合、
組織のために犯罪を行ったこと
だけではありません。
自分より弱い立場に置いた人物を脅し、拘束し、必要なら排除しようとしていました。
ここから、
ジャミーンが特に強く反応するのは、他者を意図的に傷つけたり支配したりする性質なのではないか
という仮説が出てきます。
和久井への反応はDVによる他害性を感じ取った?
第17話で公安内部の人物を調べた際、ジャミーンが反応した一人が和久井俊作です。
当初は、
「和久井がシンシーのスパイなのか?」
と思わせる展開でした。
ところが調査すると、明らかになったのはスパイ活動ではありませんでした。
妻へのDVです。
和久井が家庭内で妻に暴力を振るっていたため、ジャミーンがそこへ反応したと考えられる展開になっています。
これはジャミーンの能力を考えるうえで非常に重要です。
ジャミーンは、
「公安の中にいるスパイ」を探す能力
を持っているわけではありません。
スパイ捜査とは無関係だった和久井まで引っかかったからです。
つまり、組織や肩書きを見ているのではなく、その人自身に何らかの危険な性質があるかを感じ取っている可能性が高くなります。
鈴木への反応が山本ほど強くなかった理由は?
もう一人反応したのが鈴木祥です。
調査の結果、鈴木は中国側の組織シンシーへ情報を流していた工作員だったことが判明しました。
TBS公式人物チャートでも第17話後、鈴木について「実はシンシーの工作員」という情報が追加されています。
ところが、ここで新しい謎が生まれます。
ジャミーンの鈴木への反応は、山本への激しい拒否とは少し違っていました。
そして放送後には、野崎に対する反応と鈴木への反応が似ていることも注目されています。
ここから考えられるのは、ジャミーンの能力が、
善=無反応、悪=拒絶
という二択ではない可能性です。
人物によって拒否反応の強弱があるなら、ジャミーンは「悪人」というラベルを貼っているのではなく、その人物から感じる危険性や他害性の種類・強さに反応しているのかもしれません。
| 人物 | ジャミーンの反応 | 分かっている裏の部分 |
|---|---|---|
| 乃木 | 好意的 | 別班として殺人を含む任務を遂行 |
| 山本 | 非常に強い拒否 | テントのモニター、太田を監禁 |
| 和久井 | 強い拒否 | 妻へのDV |
| 鈴木 | 拒否反応あり | シンシーの工作員 |
| 野崎 | 苦手・警戒 | 理由は未判明 |
この比較を見ると、ジャミーンの能力を単純に「犯罪歴検索」のように捉えると説明できません。
野崎は悪人?乃木には懐くのになぜ警戒される?
では、最大の疑問に戻ります。
乃木には懐くのに、なぜ野崎はダメなのでしょうか。
ここを解くには、「善人」「悪人」という言葉そのものを疑ったほうがよさそうです。
乃木は人を殺していてもジャミーンには好かれている
乃木が山本を殺したことは、ジャミーンへの反応を考えるうえで避けて通れません。
もしジャミーンが、
人を殺した人物=悪人
と判断する能力なら、乃木に強い拒否反応を示していなければおかしいからです。
しかも乃木は別班です。
国家を守るためとはいえ、一般的な警察官とは異なる非公然の任務を行っています。
それでもジャミーンは乃木を信頼しています。
ここから考えると、ジャミーンが見抜いているものは過去の行為そのものではなく、その行為を生み出す内面なのかもしれません。
「犯罪を犯した人=悪人」ではない可能性
第17話の結果を並べると、作品が提示している「善悪」は法律上の善悪とは少し違って見えます。
乃木は殺人をしています。
一方、和久井は公安の捜査員でありながら、家庭では妻に暴力を振るっていました。
そしてジャミーンは乃木には懐き、和久井には拒否反応を示しています。
この違いから考えられるのは、
「何をしたか」だけではなく、「なぜそれをするのか」までジャミーンが感じ取っている
ということです。
乃木の暴力は、少なくとも本人の中では国や誰かを守るための任務として行われています。
一方で山本や和久井の行為は、弱い立場にいる相手へ自分の意思を押しつけたり傷つけたりするものでした。
もちろん、だから乃木の殺人が「善」になるという意味ではありません。
重要なのは、ジャミーンの基準が法律や社会通念と一致していない可能性です。
行為ではなく悪意や他害性を感じ取る能力なのか
現時点で最も説明しやすいのは、
ジャミーンが「悪意」や「他者を傷つける性質」を感じ取っている
という説です。
例えば山本の場合は、
自分を守るためなら太田を監禁し、口封じすることもためらわない。
和久井の場合は、
家庭内で自分より弱い立場の妻へ暴力を振るう。
この2人には、かなり直接的な他害性があります。
鈴木はシンシーの工作員ですが、その動機や本心はまだ完全には見えていません。
そのため山本ほど強い拒否ではなかった、と考えることもできます。
そして野崎も同様です。
野崎には何らかの「危険な部分」がある。
しかしジャミーンが山本に示したほどの強烈な拒絶ではない。
だとすれば、
野崎は純粋な悪人ではないが、ジャミーンが警戒するだけの何かを内面に持っている
という位置づけなのかもしれません。
これなら乃木との違いも、ある程度説明できます。
ジャミーンが野崎を苦手な理由は今後の伏線?
ジャミーンが野崎に懐かない問題は、シーズン1では最後まで回収されませんでした。
シーズン1終了後にも、メディアで「続編につながる伏線ではないか」と取り上げられていたほどです。
そして第17話で、あえてジャミーンの能力を再び大きく取り上げました。
ここまで来ると、野崎への反応にも何らかの答えが用意されている可能性は高そうです。
野崎にはまだ明かされていない過去や罪がある?
まず考えられるのが、野崎の過去です。
野崎は公安という職業柄、すべてを周囲へ語っている人物ではありません。
潜入捜査、情報操作、裏切ったように見せる行動など、目的のために自分の本心を隠して動きます。
第17話の公式あらすじでも「語られた野崎の過去」が重要な要素として打ち出されています。
そのため、ジャミーンが感じ取っているものがまだ作品内で明かされていない過去の出来事につながっている可能性もあります。
誰かを守るために誰かを切り捨てた。
公安の任務で取り返しのつかない選択をした。
あるいは現在も隠している秘密がある。
こうした事実が今後明かされれば、シーズン1からの違和感が一気につながります。
公安としての非情な一面を感じ取っている可能性
もう一つは、野崎が悪人なのではなく、公安として持つ非情さをジャミーンが感じ取っているという説です。
野崎は基本的には情に厚く、仲間思いの人物として描かれています。
しかし同時に、国家や捜査のためには相手をだましたり、利用したり、厳しい決断を下したりできる人物でもあります。
大人から見ると、
「必要な仕事をしている」
と理解できます。
しかしジャミーンの能力が、人間の内面にある他害性や危険性を感覚的に拾っているのなら、それが正義のためかどうかまでは考慮されない可能性があります。
つまりジャミーンから見れば、
「野崎は悪い人」ではなく、「近づくと危険な部分を持つ人」
なのかもしれません。
この違いはかなり重要です。
野崎への反応がジャミーンの能力の本当の答えになる?
第17話では、ジャミーンの能力がかなり分かったように見えます。
100人以上の写真から犯罪者を正確に判別しました。
山本を激しく拒絶しました。
和久井の隠されたDVも結果的に見抜きました。
鈴木がシンシー側の人間であることも、捜査の突破口になりました。
しかし、野崎だけは説明できません。
だからこそ、野崎はジャミーンの能力に残された最後の「例外」とも言えます。
そして例外が説明されたとき、
ジャミーンは本当は何を見抜いているのか
も分かるのではないでしょうか。
「犯罪者かどうか」なのか。
「悪意があるか」なのか。
「他人を傷つける性質」なのか。
「隠している裏の顔」なのか。
それとも、まったく別の基準なのか。
シーズン1から何年も残されてきたジャミーンが野崎を苦手とする理由は、野崎の正体だけでなく、ジャミーンの能力そのものを明かすための伏線になっている可能性があります。
VIVANTジャミーンが野崎を苦手な理由まとめ
『VIVANT』第17話時点でも、ジャミーンが野崎を苦手とする具体的な理由はまだ明らかになっていません。
ただし、第17話で能力の描写が深まったことで、いくつか重要なことが見えてきました。
- ジャミーンは100人以上の写真から犯罪者を正確に見分けた
- 山本には非常に強い拒否反応を示した
- 和久井にも反応し、その後に妻へのDVが判明した
- 鈴木にも反応し、シンシーの工作員だったことが判明した
- 一方で、人を殺した乃木には懐いている
- 野崎への拒否反応はシーズン1から続いている
- 「犯罪を犯したか」だけが判断基準ではない可能性が高い
現時点で最も考えやすいのは、ジャミーンが法律上の善悪ではなく、人物の内側にある悪意・他害性・危険性のようなものを感じ取っているという説です。
その場合、野崎は「実は極悪人」というより、公安としての非情さや、まだ明かされていない危険な一面をジャミーンだけが感じ取っているのかもしれません。
そして何より重要なのは、山本には激しく拒絶したのに、野崎への反応はそれほど単純ではないことです。
野崎が本当に悪人なのかを解くことが、そのままジャミーンの「善悪を見抜く能力」の本当の正体を解くことにつながる。
第17話によって、このシーズン1から残る謎はますます重要な伏線になったと言えそうです。

