『VIVANT』シーズン2の幕開けとなる第11話では、前作の終盤で裏切りが発覚した新庄浩太郎が、別班メンバー5人を拉致するという衝撃的な展開が描かれました。
元公安の新庄は、野崎守や乃木憂助を欺いた経験を持つ、非常に頭の切れる人物です。
そんな新庄が第11話で仕掛けた罠には、野崎への変装と公安内部の協力者が関係している可能性があります。
この記事では、ホテルニューオータニで乃木の叔父・乃木寛道と面会した人物の正体や、公安の鈴木に浮上する裏切り者説について詳しく考察します。
第11話で新庄が狙っているのは別班メンバーの親族?
乃木と野崎が警戒していた親族への攻撃
日本橋三越のまごころ像の前で、乃木と野崎は今後の対応について話し合っていました。
敵の目的が別班の情報である以上、拉致された別班メンバーをすぐに殺害する可能性は低いと考えられます。
むしろ、あらゆる方法を使って情報を引き出そうとするはずです。
別班メンバーは厳しい訓練を受けているため、通常の尋問や拷問には耐えられる可能性があります。
しかし、家族や大切な人物を人質にされた場合、精神的に追い詰められる危険性があるのです。
そのため、乃木と野崎は敵が親族を狙ってくることを確信し、関係者の警護を最重要事項としていました。
| 警戒されている対象 | 狙われる理由 |
|---|---|
| 拉致された別班5人の親族 | 別班の情報を引き出すため |
| 柚木薫 | 乃木にとって大切な人物だから |
| ジャミーン | 乃木や薫を揺さぶる材料になるから |
| その他の関係者 | 別班メンバーへの心理的圧力に利用できるため |
この会話は、新庄が今後、別班メンバー本人だけでなく、周囲の人物まで標的にすることを示す伏線とも考えられます。
ホテルニューオータニの野崎は偽物だった?
野崎が乃木寛道を呼び出した不自然さ
第11話では、乃木憂助の叔父である乃木寛道が、野崎に呼ばれてホテルニューオータニを訪れる場面があります。
部屋に入った野崎は、室内を慎重に確認していました。
寛道が「裕介に何かあったのか」と尋ねると、野崎は「弟さんの乃木卓さんについてです」と答えます。
一見すると、敵が親族を狙っていることを寛道に説明し、安全を確保するために呼び出したように見えます。
しかし、この行動には大きな違和感があります。
寛道は警護対象に含まれていなかった
乃木と野崎の話し合いでは、警護対象について具体的な説明がありました。
野崎が挙げていたのは、次の人物です。
- 拉致された別班メンバー5人の親族。
- 柚木薫。
- ジャミーン。
ところが、乃木の叔父である寛道の名前は警護対象に含まれていませんでした。
さらに、公安と別班は別々に動くのではなく、陸上自衛隊の特殊作戦群に指揮系統を一本化する方針を決めています。
野崎自身も、複数の組織が混在すると敵と味方を判別できず、混乱が起こる危険性を指摘していました。
それにもかかわらず、野崎が単独で寛道に接触し、独自に警護や注意喚起を行うのは不自然です。
| 野崎の発言・方針 | ホテルでの行動 |
|---|---|
| 指揮系統を統一する必要がある | 単独で寛道に接触 |
| 異なるチームの混在を避ける | 特殊作戦群とは別行動 |
| 警護対象を限定している | 対象外の寛道を呼び出す |
この矛盾を考えると、ホテルで寛道と会っていた人物は、本物の野崎ではなかった可能性が浮上します。
新庄は野崎の変装マスクを使っていた?
特別番組で描かれた新庄の変装能力
『VIVANT』の特別番組では、新庄がパイロット姿で小型飛行機から降りてくる映像が紹介されました。
その際、新庄は手に人間の顔を再現したような変装マスクを持っていました。
この映像から分かるのは、新庄が単に服装を変えるだけではなく、特殊なマスクを使って別人になりすます技術を持っているということです。
新庄は変装マスクを使用し、パイロットとして飛行機を操縦して移動した可能性があります。
同じ方法を使えば、野崎の顔を再現したマスクを装着し、乃木寛道の前に現れることも不可能ではありません。
体格が似ていることも伏線か
変装マスクで顔を似せられても、身長や体格が大きく違えば、すぐに偽物だと気付かれてしまいます。
しかし、作中では新庄の弱点について、野崎と同じように日本人離れした大柄な体格であると指摘されていました。
野崎を演じる阿部寛さんと、新庄を演じる竜星涼さんは、どちらも高身長です。
多少の身長差はあるものの、寛道が野崎と会った回数が少ないのであれば、短時間で偽物だと見抜くのは難しいでしょう。
特にホテルの室内で、相手が野崎の顔や声、服装を再現していた場合、寛道が疑わずに会話を続けても不思議ではありません。
新庄はどうやって部屋番号を知ったのか
野崎が口にした「1544」の意味
サイバー犯罪対策課で野崎が関係者と話している最中、野崎の携帯電話に連絡が入ります。
野崎は電話口で、相手がすでに到着したことを確認した後、「1544ですね」と部屋番号を復唱していました。
その後、場面はホテルニューオータニに切り替わります。
野崎は1544号室を訪れ、乃木寛道と面会しようとしていました。
つまり、「1544」という数字は、寛道との待ち合わせ場所だったと考えられます。
問題は、野崎がこの番号を周囲に聞こえる状態で口にしていたことです。
もしホテルに現れた野崎が新庄の変装だったとすれば、誰かが新庄に次の情報を伝えた可能性があります。
- 寛道がホテルニューオータニに来ること。
- 待ち合わせに使用する部屋が1544号室であること。
- 本物の野崎がホテルへ向かっていること。
こうした機密情報を入手できる人物は、野崎の近くにいた公安関係者に限られるでしょう。
公安の鈴木が新庄の協力者なのか
鈴木には不審な行動が多い
新庄にホテルの部屋番号を伝えた人物として疑われるのが、公安の鈴木です。
鈴木は第1シーズンから、偶然とは思えないミスや意味深な行動を繰り返しています。
主な不審点を整理すると、次のようになります。
| 鈴木の行動 | 疑われる理由 |
|---|---|
| 山本の尾行交代時に失敗 | 新庄が山本を見失うきっかけになった |
| 神棚での祈願中に十字を切った | 周囲とは異なる行動が強調されていた |
| 乃木の在籍確認メールを見落とした | 乃木の正体に迫る捜査が遅れた |
| 野崎の電話を近くで聞いていた可能性 | 1544号室の情報を新庄に伝えられる |
山本の尾行失敗は意図的だった?
第1シーズンでは、公安がテントのモニターだった山本巧を尾行していました。
最初に鈴木が山本を追い、その後、新庄へ尾行を交代します。
ところが、交代のタイミングで新庄は山本を見失ってしまいました。
公安には高い捜査能力を持つ人物が集まっています。
混雑した場所だったとしても、重要人物を追跡している最中に、単純な連携ミスが起きたことには違和感が残ります。
鈴木と新庄が以前からつながっていたのだとすれば、山本を逃がすために意図的に尾行を失敗させたとも考えられます。
乃木の経歴確認を遅らせた可能性
鈴木は、乃木憂助が通っていた学校に関する在籍確認の返信メールを見落としていました。
このメールが確認されなかったため、乃木が一般的な高校ではなく、ミリタリースクールに在籍していた事実の判明が遅れます。
乃木の経歴を調査する重要な場面で、決定的な返信を見落とすのは不自然です。
単なる確認不足ではなく、乃木が別班であることの発覚を遅らせ、公安がテントへ近づくまでの時間を稼いでいた可能性もあります。
野崎は鈴木を試すために罠を仕掛けた?
部屋番号を聞かせたのはわざとだった可能性
野崎ほど慎重な人物が、多くの捜査員がいる場所で重要な待ち合わせ場所を口にするでしょうか。
乃木寛道が本当に危険な警護対象だったのであれば、部屋番号を周囲に聞かれる行動は不用心すぎます。
ここから考えられるのが、野崎が公安内部の裏切り者を特定するため、意図的に偽情報を流したという説です。
野崎は、すでに鈴木の過去の行動に疑いを持っていたのかもしれません。
そこで、鈴木を含む周囲の人間に聞こえるように「1544」と口にし、情報が新庄へ伝わるかどうかを確認したと考えられます。
寛道を狙わせて新庄を捕まえる作戦
野崎が寛道を本来の警護対象に含めていなかったことも、この作戦を裏付ける材料になります。
新庄が寛道の居場所を知ってホテルへ向かった場合、その情報源はかなり限定されます。
寛道を警護対象に含めていないことを知る人物は、主に次の組織の関係者です。
- 別班。
- 公安。
- 陸上自衛隊の特殊作戦群。
この内部情報を利用して新庄が寛道を狙った場合、いずれかの組織に協力者がいることになります。
野崎は新庄をホテルへ誘い出すと同時に、情報を漏らした人物まで特定しようとしていたのではないでしょうか。
第11話で仕掛けられた二重の罠
新庄の罠と野崎の罠が重なっている
今回の展開では、新庄が一方的に罠を仕掛けているように見えます。
しかし実際には、野崎も裏切り者をあぶり出すために罠を用意していた可能性があります。
それぞれの狙いを整理すると、次のようになります。
| 人物 | 仕掛けたと考えられる罠 |
|---|---|
| 新庄浩太郎 | 野崎に変装して乃木寛道へ接触する |
| 公安の協力者 | ホテルや部屋番号の情報を新庄へ流す |
| 野崎守 | 意図的に部屋番号を聞かせ、情報漏洩者を特定する |
| 乃木憂助 | 親族を狙う敵の動きを利用して反撃する可能性 |
新庄は野崎になりすまし、寛道から乃木家や乃木卓に関する情報を引き出そうとしたのかもしれません。
一方の野崎は、新庄が偽の情報に食いつくことを予測し、ホテルで身柄を確保しようとしていた可能性があります。
第11話のホテルの場面は、新庄と野崎の頭脳戦が始まったことを示す重要なシーンなのではないでしょうか。
『VIVANT』シーズン2第11話の新庄・鈴木考察まとめ
第11話に登場したホテルニューオータニの場面には、複数の不自然な点が残されています。
今回の考察をまとめると、次のようになります。
- ホテルで乃木寛道と会っていた野崎は、新庄の変装だった可能性がある。
- 新庄は特殊な変装マスクを使い、他人になりすます能力を持っている。
- 野崎と新庄は体格が近く、短時間の対面では偽物だと気付かれにくい。
- 新庄に1544号室の情報を流した人物として、公安の鈴木が疑われる。
- 鈴木には第1シーズンから、不自然なミスや行動が複数描かれている。
- 野崎は鈴木を試すため、あえて部屋番号を聞こえるように話した可能性がある。
- 寛道を利用して新庄を誘い出し、公安内部の裏切り者と同時に確保する作戦だった可能性がある。
新庄が仕掛けた変装による罠と、野崎が仕掛けた情報漏洩者をあぶり出す罠。
この二つの罠が同時に動いているとすれば、第11話の何気ない場面が、今後の展開を左右する重要な伏線になります。
鈴木は本当に新庄の協力者なのか。
そして、ホテルに現れた野崎は本物だったのか。
今後は、1544号室で何が起きるのか、そして新庄と公安内部の裏切り者がどのようにつながっているのかに注目です。
