すりおろし器が手元にない時、どうすればいいのでしょうか？
山芋や大根、玉ねぎをすりおろす際に必要な道具がないと、料理の準備が難しくなりますね。
しかし、持っていない時でも、驚くべき代用品があります。
この記事では、手軽に見つけられるもので、すりおろし器の代わりとなるアイテムを紹介します。
身近な代用品で簡単にすりおろす方法を学び、不意の時でも役立てましょう。
すりおろし器の代わりに使えるもの
どのようなものがすりおろし器の代わりになるのか、家庭にあるアイテムを使った具体例を見ていきましょう。
特に、よく使われる山芋や大根、玉ねぎをすりおろす方法を詳しく解説します。
ビニール袋と麺棒を利用して山芋をとろろに変える方法
山芋をとろろにしたいけど、すりおろし器が手元にないときは、ビニール袋と麺棒が役立ちます。
最初に、山芋をできるだけ小さく切ります。
細かく切れば切るほど、次の工程がスムーズに進みます。
次に、切った山芋をビニール袋に入れ、麺棒で叩きます。
徹底的に叩くことで、山芋は徐々にペースト状になります。
この方法なら、すりおろし器がなくてもとろろを作ることが可能です。
さらに、この方法のメリットとして、山芋を直接触らないため、手がかぶれる心配もありません。
簡単で便利なこの技を、すりおろし器がないときに是非試してみてください。
包丁を使う方法
もう一つの方法として、包丁を使うこともできます。
山芋を細かくみじん切りにしてから、包丁の横を使って叩くと、山芋はペースト状に潰れ、麺棒を使ったときと同様にとろろが作れます。
すりおろし器がない場合は、「包丁で細かく刻んで叩く」という方法もお試しいただければと思います。
ピーラーを活用して大根や玉ねぎをすりおろす方法
大根や玉ねぎをおろしたいがすりおろし器がない時は、ピーラーが便利です。
ピーラーの持ち手をよく見ると、滑り止めのような凹凸があります。
これを活用して、すりおろし器の代用として使いましょう。少し擦りにくいかもしれませんが、小さな量なら問題なくおろすことができます。
しゃもじを使った代用法
ピーラーの代わりにしゃもじを使うこともできます。
特に、しゃもじの持ち手部分に凹凸がある場合は、大根や玉ねぎを小さくカットし、円を描くように擦ると良いでしょう。
しゃもじの凹凸部分を利用すると、意外にもすりおろし器として機能します。
他の方法として、大根や他の食材を細かく切り、ビニール袋に入れて麺棒で叩く方法もあります。
この方法は大根からリンゴまで、幅広い食材に対応可能です。
細かく切ってから叩く手法を覚えておくと、すりおろし器がない時でも役立ちます。
ラップの切り込みを利用したすりおろし方法
緊急時には、ラップの箱についている切り込みの部分を活用することもできます。
これらは鋭く設計されており、おろし器がないときに代用する手段として使えます。
ただし、切り込みが一直線に配置されているため、少し使いにくいかもしれませんが、急場の際には試してみてください。
家電を使ったおろし器の活用
また、家電製品を使った方法も紹介します。
電動おろし器について聞いたことがあるでしょうか？
このデバイスは、すりおろす作業を特化して行うことができる電化製品です。
この電動おろし器を使用すると、手間のかかるすりおろし作業が数秒で完了し、非常に細かくきれいな仕上がりを実現できます。
料理を一人で行っているときに特に便利で、価格も3,000円から10,000円の範囲で購入可能です。
フードプロセッサーを使ったすりおろし機能の利用
おろし器以外で、すりおろし作業を行いたい場合、フードプロセッサーについているすりおろし機能を利用することもできます。
フードプロセッサーは、みじん切りを含む様々な調理工程を楽にしてくれますが、すりおろし機能がついているモデルは限られているので、購入前にはスペックの確認が必要です。
ミキサーを代わりに使う方法
ミキサーを使っても同様の結果を得ることができますが、操作には注意が必要です。
ミキサーのパワーにより、食材がジュースのようになりすぎてしまうこともあります。
そのため、食材を細かく砕く程度に留めて、その後は麺棒を使って更に加工する方法が良いでしょう。
これにより、食材を理想的な粗さで調理することができます。
おろし器がないときの野菜のおろし方について
これまでに山芋、玉ねぎ、大根をすりおろす方法をご紹介しましたが、他の野菜でも同様におろし器の代用品を使っておろすことは可能ですか？
野菜によっては特定の方法を選ぶほうが適切かもしれません。
ここでは、様々な野菜をおろす際に役立つテクニックを一つずつ解説していきます。
それぞれの野菜の特性を考慮しながら、最適な方法を見つけていきましょう。
ニンニクとショウガのすりおろし方
ニンニクとショウガは様々な料理で使われる重要な香味野菜です。
これらをみじん切りにする代わりにすりおろすと、料理に均一に香りが広がります。
ここでは、すりおろし器を使用せずにこれらをおろす方法をお教えします。
まず、包丁を使用する方法から説明します。
ニンニクやショウガの皮を剥き、細かく刻んだ後、包丁の平面を使って押し潰します。
この工程を数回繰り返すことで、野菜がペースト状になります。
次に、ピーラーを使った方法です。
ピーラーの凹凸の部分を活用し、タマネギのようにすりおろします。
これはすりおろし器と比べるとやや労力が必要ですが、ニンニクやショウガのような小さなものでは充分効果的です。
ニンジンのすりおろし方
ニンジンは硬いため、すりおろすのには少し工夫が必要です。
ピーラーの凹凸部分を使用する場合、ニンジンを柔らかく茹でてからおろすと、より簡単にすりおろせます。
ニンジンは離乳食にもよく使われるため、この方法を覚えておくと便利です。
リンゴのおろし方と注意点
リンゴをおろす際には、金属のおろし器を使うとリンゴが化学反応で変色してしまうため注意が必要です。
そのため、プラスチック製やセラミック製のおろし器の使用が推奨されます。
また、リンゴをおろす際はレモン汁を少し加えると変色を防ぐことができます。
おろし器を使わない方法としては、ビニール袋にリンゴを入れて麺棒で軽く叩く方法があります。
このとき、リンゴの水分に注意して、叩きすぎないようにしてください。
すりおろしたリンゴは冷凍保存も可能で、デザート作りに便利です。
電動おろし器やフードプロセッサーを使うのも良い選択です。
キュウリのおろし方
キュウリをおろして使うことは一般的ではないかもしれませんが、実は離乳食として大変便利です。
キュウリは皮を剥き、柔らかく水分を含んだ身の部分だけを使用します。
おろしやすく、リンゴや大根と同じ方法で、麺棒やしゃもじ、ピーラーの凹凸部分を利用してすりおろすことができます。
すりおろしたキュウリは耐熱容器に移し、ラップをして電子レンジで約30秒加熱すると、均一になじみ、栄養豊富な離乳食が完成します。
ジャガイモのおろし方と活用法
ジャガイモをすりおろすと、どのような料理に使えるでしょうか？ポタージュのようなスープや、もちもち食感が特徴の韓国料理のチヂミなどがあります。
ジャガイモをすりおろして、滑らかでなめらかな口当たりの料理を作ることができます。
ジャガイモはその硬さや芽の凹凸があり、おろすのが難しいこともあります。
このため、電動おろし器を使用することが推奨されますが、電動おろし器がない場合は、麺棒で叩いてから、すり鉢で更に滑らかに仕上げる方法もあります。
ジャガイモの芽は取り除いてから使用することが重要です。
チーズのおろし方
チーズをおろす際には、どのような場面で使われるかというと、パスタやグラタンにかけたり、サラダに混ぜるなどがあります。
これには、チーズグレーターという専用の器具が使われます。
市販の粉チーズと比較して、よりふんわりとした仕上がりで、チーズの香りをより引き立たせることができます。
チーズグレーターは価格がさまざまで、1000円未満から始まるものもあり、手軽に購入可能です。
専用のおろし器がない場合、チーズをおろすのは少し難しいです。
チーズは麺棒で叩いたり、ピーラーやしゃもじの凹凸部分でおろしたりするのが困難です。
これはチーズの特性に由来します。
ですが、チーズをすりおろして料理に使用したい場合は、専用のチーズグレーターの購入が最もおすすめです。
まとめ
おろし器がないときに便利な代用品としては、ビニール袋と麺棒が挙げられます。
山芋や玉ねぎなどをすりおろしたい場合は、これらをみじん切りにしてビニール袋に入れ、よく叩くだけでペースト状になります。
また、ピーラーの持ち手部分やしゃもじの凹凸部分もおろし器の代わりに利用できます。
すりおろしを頻繁に行う場合は、電動すりおろし器などの便利なキッチングッズの購入を検討すると良いでしょう。
これらの商品は手間を省いてくれるため、料理の効率が大幅に向上します。
