VIVANTシーズン2第11話考察|黒須の失踪や長野専務の狙いを整理
TBS日曜劇場『VIVANT』シーズン2の初回となる第11話では、物語の核心につながりそうな謎が次々と提示されました。
特に注目したいのが、黒須の失踪、長野専務による乃木の本部長推薦、薫の不可解な反応、ノコルに対する乃木の行動です。
一見すると偶然に見える場面にも、シーズン1の展開を踏まえると重要な伏線が隠されている可能性があります。
この記事では、第11話で気になったポイントを整理しながら、今後の展開を考察していきます。
VIVANT第11話で浮上した主な謎
第11話で注目したい人物と疑問点をまとめると、次のようになります。
| 人物・要素 | 第11話で気になった点 | 考えられる可能性 |
|---|---|---|
| 黒須 | 突然失踪し、監視映像では連れ去られていた | 潜入作戦、意図的な拘束、裏切り |
| 長野専務 | 乃木を本部長に推薦しようとした | 乃木を現場から遠ざける狙い |
| 太田梨歩 | 情報収集の中心人物として活躍 | 黒須への特別な感情 |
| 柚木薫 | 電話番号をめぐる会話で急に追及をやめた | 特殊任務経験者、情報機関との関係 |
| ノコル | 乃木たちの行動に驚く場面が多い | 無能を装っている可能性 |
| 竜民主園 | 公式の振り返り映像でも強調された | シーズン2の重要人物 |
それぞれ単独の出来事として見ることもできます。
しかし、複数の謎が同時に描かれていることを考えると、すべてが一つの大きな作戦につながっている可能性もありそうです。
黒須は本当に敵に連れ去られたのか
黒須の部屋に争った形跡がなかった
第11話で最も気になるのは、別班の黒須が突然姿を消したことです。
黒須の部屋には本人がおらず、激しく争ったような形跡も確認されませんでした。
その後、監視カメラの映像から、黒須が何者かに連れ去られたような状況が判明します。
ただし、この監視映像をそのまま信用してよいのかは疑問です。
黒須ほどの能力を持つ別班員であれば、周囲に監視カメラが設置されていることに気づいていても不思議ではありません。
そのため、連れ去られたように見える映像自体が、黒須による演技だった可能性があります。
黒須が自分から捕まった可能性
黒須が敵側と完全につながっているのであれば、襲撃者が死亡した状況を説明しにくくなります。
一方で、敵の内部へ入り込むために、あえて捕まったと考えれば行動に一定の合理性があります。
考えられる目的は次の通りです。
・敵の本拠地を突き止める。
・捕まった別班員の居場所を確認する。
・敵組織の指揮官に接触する。
・乃木とは別の経路から作戦を進める。
シーズン1では、乃木が黒須を欺き、テント側へ寝返ったように見せる作戦を実行しました。
今回の黒須も、乃木がシーズン1で行った潜入作戦を再現している可能性があります。
黒須裏切り説も完全には否定できない
現時点では、黒須が乃木を裏切ったと断定できる証拠はありません。
むしろ、第11話だけを見ると、黒須は敵と戦った後に連れ去られた被害者として描かれています。
しかし『VIVANT』では、視聴者に見せられた映像が必ずしも真実とは限りません。
黒須が敵に捕まったのか、敵の中へ潜入したのか、それとも別の目的で行動しているのか。
黒須の真意がシーズン2序盤の大きな焦点になりそうです。
長野専務が乃木を本部長に推薦した理由
乃木を現場から外そうとした可能性
長野専務は、乃木を新事業の本部長にしようとしていました。
乃木の能力を高く評価していると考えれば、不自然な人事ではありません。
しかし、長野と乃木の間に強い信頼関係が描かれていたわけではなく、本人への事前説明もないまま推薦しようとした点には違和感が残ります。
本部長になれば、乃木は社内業務や責任者としての仕事に追われます。
これまでのように自由に海外へ移動したり、別班として秘密裏に活動したりすることは難しくなるでしょう。
つまり、長野の目的は昇進そのものではなく、乃木を現場から動けない立場に置くことだった可能性があります。
長野専務は別班なのかテントのモニターなのか
長野には、シーズン1から複数の謎が残されています。
防衛大学校卒業後の空白期間や、太田梨歩との関係など、丸菱商事の専務という肩書だけでは説明できない部分があります。
長野が別班に所属している可能性もあれば、テント側のモニターとして動いている可能性もあります。
さらに考えられるのが、別班とテントの両方に関係する人物という説です。
長野が日本を守ろうとしている人物だったとしても、乃木と同じ思想を持っているとは限りません。
日本を守るためなら、一度日本を危機的状況に追い込むこともいとわない。
そのような過激な考えを持つ人物であれば、別班の立場を利用しながらテントにも協力するという複雑な行動を取る可能性があります。
乃木を本部長にしようとしたのも、長野自身の計画を妨害されないためだったのかもしれません。
太田梨歩と黒須の関係に変化があるのか
ブルーウォーカーとして情報収集を担当
第11話では、太田梨歩が伝説的なハッカー「ブルーウォーカー」として活躍しました。
シーズン1の総集編や振り返り映像では、太田の場面がそれほど多く取り上げられていませんでした。
そのため、シーズン2でどのような役割を担うのか分かりにくい状態でした。
しかし第11話では、乃木たちが必要とする情報を集める重要人物として描かれています。
今後も太田は、現場へ直接向かうのではなく、後方から別班の作戦を支える情報戦の中心人物になる可能性があります。
太田は黒須に特別な感情を抱いている?
太田が黒須の安否を強く心配していた点も印象的でした。
シーズン1では、太田と黒須が一緒に行動する場面があり、二人だけで過ごす時間も描かれています。
その経験を通じて、太田が黒須に信頼以上の感情を持つようになった可能性もあります。
もちろん、仲間として心配しているだけとも考えられます。
ただし『VIVANT』では、登場人物同士の感情が任務上の判断に影響することがあります。
太田の黒須への思いが、今後の救出作戦や情報収集に影響する展開も考えられるでしょう。
柚木薫は普通の医師ではないのか
電話番号の会話に隠された違和感
乃木と薫の再会場面では、乃木が長期間連絡しなかった理由について薫が問い詰めていました。
乃木は、薫の電話番号を覚えていなかったと説明します。
薫は一度怒ったような反応を見せますが、乃木から自分の番号を覚えているかと聞かれると、追及をやめました。
一般的には、スマートフォンに登録している相手の電話番号を暗記していなくても不自然ではありません。
しかし、その場にいたFは、特殊な仕事をしている人間なら電話番号を覚えるという趣旨の反応を示します。
ここで気になるのが、薫も同じような考え方をしたように見えたことです。
薫にも特殊任務の経験がある?
薫が乃木の説明を聞いてすぐに納得したのは、単に自分も番号を覚えていなかったからかもしれません。
一方で、薫が情報機関や特殊任務に関わる人物であれば、Fの考え方を自然に理解した可能性があります。
薫にはシーズン1から、医師としての能力や行動力だけでは説明しにくい部分がありました。
考えられる正体としては、次のようなものがあります。
・海外の情報機関に協力している人物。
・医療活動を隠れみのにしたエージェント。
・テントや別班とは異なる第三勢力の関係者。
・重要人物を監視するために派遣された協力者。
現時点では根拠の少ない考察です。
それでも、電話番号をめぐる短い会話が薫の正体につながる伏線だった可能性はあります。
乃木はノコルを疑っている?
乃木がノコルを先に部屋へ行かせた理由
乃木は、自分が使用していた部屋に監視カメラを設置していました。
映像を確認する際、乃木はほかの場所にもカメラがあると説明し、ノコルに先に部屋へ行くよう促します。
この行動には大きな違和感があります。
乃木が単に残りの映像を確認しただけなら、ノコルと一緒に行動しても問題はなかったはずです。
それでも一人で残ったということは、ノコルには見せられない作業を行った可能性があります。
シーズン1の野崎と似た行動
シーズン1では、野崎が周囲の人物を先に移動させ、自分だけ残って盗聴や監視に関係する工作を行う場面がありました。
今回の乃木の行動も、それと似ています。
乃木はノコルと別れた後、次のような行動を取った可能性があります。
・別の監視装置を設置した。
・ノコルの行動を確認するための偽情報を残した。
・映像の一部を消去した。
・黒須との秘密の連絡手段を確認した。
・ノコルに知られたくない人物へ連絡した。
乃木がノコルを完全に信用していないとすれば、シーズン2では兄弟の対立が描かれる可能性もあります。
ノコルは無能を演じている?
第11話のノコルは、乃木や黒須の行動に驚く場面が目立ちました。
シーズン1でテントの重要人物として活動していたノコルを考えると、状況判断が遅いようにも見えます。
これは脚本上、視聴者に状況を説明する役割を担っているだけかもしれません。
しかし、ノコルが意図的に能力を隠し、何も分かっていないように演じている可能性もあります。
乃木はその演技に気づき、ノコルを試しているのではないでしょうか。
乃木がノコルを信用しているように見せながら、裏では監視している展開も十分に考えられます。
竜民主園がVIVANTシーズン2の鍵になる理由
公式の振り返り映像でも強調されていた
野崎が乃木に話した、中国にいたエージェント「竜民主園」の存在も重要です。
この人物に関する会話は、シーズン1全体から見れば短い場面でした。
それにもかかわらず、公式の振り返り映像であえて取り上げられていたのであれば、シーズン2につながる伏線と考えられます。
竜民主園は、単なる過去のエージェントではなく、現在の事件に深く関係している可能性があります。
竜民主園の正体は乃木なのか
大胆な説として考えられるのが、乃木自身が竜民主園として活動していた可能性です。
諜報活動の世界では、偽名だけでなく身分や外見を変えて任務を行うケースが『VIVANT』の世界観でも描かれるかもしれません。
スペシャル映像では、新庄がマスクのようなものを持って歩く姿も示されていました。
これが変装用の特殊マスクであれば、登場人物が別人の顔で活動していた展開もあり得ます。
乃木が過去に顔や身分を変え、竜民主園として中国で任務に就いていたとすれば、野崎が語った過去のエピソードともつながります。
乃木が最初に殺した人物との関係
乃木は過去に、中国と接触していた日本の官僚を任務で殺害したとされています。
この事件と竜民主園が関係している可能性もあります。
竜民主園が乃木本人ではなかったとしても、次のような関係が考えられます。
・乃木に暗殺命令を出した人物。
・乃木と一緒に任務を行ったエージェント。
・殺害された官僚の情報提供者。
・中国側に潜入していた別班員。
・現在の敵組織を作った人物。
竜民主園の正体が明らかになれば、乃木の過去だけでなく、今回発生している事件の目的も見えてくるかもしれません。
VIVANTシーズン2第11話考察まとめ
第11話はシーズン2の初回ということもあり、答えを示すよりも新たな謎を提示する内容になっていました。
特に重要なポイントは次の通りです。
・黒須は敵に連れ去られたのではなく、自ら潜入した可能性がある。
・長野専務は乃木を本部長にして、現場から遠ざけようとした可能性がある。
・太田梨歩は情報戦の中心人物となり、黒須への感情も描かれる可能性がある。
・薫は特殊な訓練や諜報活動の経験を持つ人物かもしれない。
・乃木はノコルを完全には信用せず、秘密裏に監視している可能性がある。
・竜民主園は乃木の過去と現在の事件をつなぐ重要人物と考えられる。
シーズン1では、乃木の裏切りに見えた行動が、実際には別班の作戦だったという大きなどんでん返しがありました。
その構造を考えると、シーズン2でも「裏切ったように見える人物」が、実は秘密任務を遂行している可能性があります。
現在最も怪しく見える黒須やノコルだけでなく、長野、薫、乃木自身の行動にも注意が必要です。
第11話で提示された小さな違和感が、後半でどのようにつながるのか。
今後は、黒須の失踪の真相、長野専務の正体、竜民主園と乃木の関係が大きな見どころとなりそうです。
