たつき諒の『私が見た未来』は、こじつけやハズレと批判されても仕方がない内容が多くて、
特に2025年7月5日の大災難の予言は、本人いわく「仮説」ってだけで、断言はしてないんですよね。
予言の中で語られている“場所”も、実はあいまいすぎて、「日本とフィリピンの間の海底」みたいなザックリした表現ばかり。
地名が出てくるわけでもなくて、後から「ここっぽいよね」と言えてしまうのが、こじつけと言われる原因なんです。
それに、「津波は東日本大震災の3倍」「台湾と香港とフィリピンが地続きになる」なんて、どう考えても地球物理的にムリな話なんですよ。
専門家もバッサリ否定しています。
的中したと言われる予言も、よく見たら偶然レベルの一致だったりするんですよね。
予言とされた話 | 実際の出来事 | 実際どうだったか |
---|---|---|
東日本大震災 | 2011年3月11日 | 「2011年3月」としか書いてない |
フレディ・マーキュリーの死 | 1991年11月24日 | 本当に見たのか記録が曖昧 |
ダイアナ妃の事故死 | 1997年8月31日 | 日付も場所もなし、イメージだけ |
たつき諒さん本人も「私は予言者じゃない」と何度も言ってますし、予言というよりは「夢日記」だったわけです。
でもね、不思議な夢から「備えよう」って気持ちになれるなら、それはそれで意味があるのかもしれません。
ここから先は、そんな“こじつけ”とか“まぐれ”とされる理由、そして“場所”が本当に特定されてたのかまで、詳しくじっくり掘り下げていきますね。
私が見た未来の予言はこじつけ?批判される理由を徹底解説
「私が見た未来の予言はこじつけではないのか?」という声が多く寄せられています。
特に2025年7月5日に起きるとされた「大災難」の予言は話題を集めましたが、一方で疑問や批判の声も強まっています。
ここでは、こじつけやハズレと呼ばれる理由について深掘りしていきますね。
①「予知夢」に科学的根拠がない
たつき諒さんの予言の元になっているのは「予知夢」。
これは、本人が寝ている間に未来の出来事を見るというもので、作品『私が見た未来』の根幹を成しています。
ただし──
要素 | 内容 |
---|---|
手法 | 夢に見た出来事を記録し、それが現実になるとする |
科学的検証 | 未確認。再現性がなく証明困難 |
評価 | 科学者や地震学者からは否定的 |
そのため「オカルト」として片づけられてしまうことが多いです。
「信じるか信じないかはあなた次第」といった類の話に聞こえてしまうんですよ~!
②曖昧すぎる内容が解釈の幅を生む
予言の内容が非常に抽象的なのも問題視されています。
たとえば、「2025年7月5日に大災難が起こる」という記述。
この“災難”という言葉が何を指すのかが曖昧なんです。
-
地震?
-
津波?
-
火山の噴火?
-
台風?
どれでも当てはまりそうですよね。
これでは「なんでも当たったことにできる」と言われても仕方がないかもしれません。
実際、「こじつけだ」と感じる人が多い理由は、こうした曖昧な表現が後付けで当てはめられるからなんですよ。
③2025年7月5日の大災難は本当に起きるのか?
一番注目されているのが、「2025年7月5日 午前4時18分」の大災難予言です。
ところが――この日時も、たつき諒さんが「夢で見た日付を参考にした仮説」にすぎないんです。
内容 | 説明 |
---|---|
予言日 | 2025年7月5日 午前4時18分 |
根拠 | 2021年7月5日に夢で見た内容が4年後の現実になるという推測 |
著者の言葉 | 「断言ではない」「可能性として考えた」 |
でもこれが、SNSやYouTubeで“断言された大予言”として一人歩きしてしまった。
この誤解がまた混乱を招いています。
④後付けや表現修正の疑惑とは
「2011年3月に大災害が起きる」という予言もありますが、それもまた疑問視されています。
中には「震災の後に表紙を修正したのでは?」という指摘まで……。
-
本当に1999年の初版から書かれていたのか?
-
完全版の出版後に注目されただけではないのか?
などの声も上がっています。
現に、下記のような意見がSNS上でも見られました:
「印刷された後に災害が起きたように見せかけてるんじゃ?」
「“2011年3月”って言い回し、すごく後出しっぽく感じた」
信じたい人と、疑いたい人の間で評価が真っ二つに割れています。
⑤SNSでの賛否と論争の広がり
「#私が見た未来」「#たつき諒」などのタグで、X(旧Twitter)を中心に話題が急拡大。
一部のインフルエンサーが、まるで事実であるかのように取り上げたことも、信者を増やすきっかけに。
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「2025年7月5日までに備えましょう」
-
「水を買え!備蓄せよ!」
こうした投稿も増え、災害対策と不安がセットで広まっています。
これって、予言の本質とはズレてますよね~。
⑥「信じたい人」が信じる心理とは
たつき諒さんの予言に限らず、占いやスピリチュアルを信じたくなるときって、ありますよね。
-
将来が不安なとき
-
大きな災害を体験したとき
-
自分ではどうにもできない出来事があるとき
そんなとき、「誰かが知っている未来」が安心材料になることがあります。
人間って、答えがほしくなる生き物ですもんね~!
⑦メディアの取り上げ方にも疑問の声
テレビやニュースサイトがセンセーショナルに取り上げることで、さらに誤解が拡大。
実際にはたつき諒さん本人は「私は予言者ではない」と繰り返し述べています。
メディア | 見出し例 |
---|---|
テレビ番組 | 「7月5日、大災害が来る?話題の予言漫画とは」 |
SNS | 「この日を忘れるな!たつき諒が見た未来が現実に!?」 |
ちょっと怖い現象ですよね。
たつき諒の予言が当たったのはまぐれ?過去の実例を検証
たつき諒さんの予言が「まぐれ当たりではないか?」という声も多くあります。
確かに、過去に“当たった”とされる予言も存在しますが、それが本当に予知だったのか、冷静に検証する必要があります。
ここでは、過去の予言内容と現実の出来事を比べながら、その信憑性を見ていきましょう。
①東日本大震災の「的中」は本物か?
一番有名なのは、2011年3月の東日本大震災を予言していたという点ですね。
1999年に出版された初版の『私が見た未来』の表紙には、「大災害は2011年3月」と書かれていたとのこと。
これが本当なら、かなりの的中率……と思いきや、こんな指摘もあります。
-
そもそも本当に1999年当時からその記述があったのか?
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「2011年3月」とはあくまで月までで、日にちや場所が明記されていない
-
単に“災害が多い月”にあてただけの可能性も?
検証項目 | 内容 |
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書籍の記述 | 「大災害は2011年3月」 |
実際の出来事 | 2011年3月11日 東日本大震災 |
批判意見 | 「月単位なら偶然でも当たる」 |
ただ、災害を経験した人からすると、やっぱり不気味な一致に感じるかもしれません。
②フレディ・マーキュリーの死も予知していた?
フレディ・マーキュリーの命日である1991年11月24日についても、夢で見たと主張されています。
ただし、これも後付け疑惑が出ているんですよ。
-
夢を見た時期と、出来事が起きた時期の記録があいまい
-
出版前にすでに事件が起きていた可能性がある
この予言も「後から日付を合わせたのでは?」という疑問を持たれています。
なので、「信じたい人が信じる内容」という印象が強いんですよね。
③ダイアナ妃の事故死も描かれていた?
他にも、ダイアナ妃の事故死についての記述も話題になりました。
ですが、これも「事故が起きた後に加筆されたのでは?」という声が根強くあります。
というのも、事故の具体的な場所や日付の記述がないんです。
検証項目 | 内容 |
---|---|
予言内容 | ダイアナ妃が不慮の事故で亡くなるというイメージ描写 |
実際の出来事 | 1997年8月31日、パリで事故死 |
問題点 | 日付・場所など具体性に欠ける |
④過去の「ハズレ」予言一覧
逆に、「全く当たらなかった」予言もいくつかあるんです。
例えばこんな感じです:
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富士山の噴火 → 現時点では発生していない
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2022年に巨大地震 → 発生せず
-
パンデミックによる人類滅亡 → コロナ禍はあったが終末ではなかった
年度 | 予言 | 実際の結果 |
---|---|---|
2022年 | 巨大地震 | 起きていない |
2024年 | 富士山噴火 | 今のところなし |
2020年以降 | 終末的疫病 | コロナは発生、ただし予言とは一致しない |
⑤予言のパターンに共通点はある?
たつき諒さんの予言には、ある“型”のようなものがあります。
-
自然災害が中心
-
イメージ的な描写が多く、具体的な数値や場所はなし
-
日付が夢に現れた時間と一致しているという推測が多い
こういったパターンが繰り返されると、「リアリティが薄れていく」という印象を持つ人も多いです。
実際、内容が毎回似ているため、「どの災害のこと?」と疑問に思う人も多いはずです。
⑥他の予言者との違いとは何か
他の有名な予言者、例えばノストラダムスや松原照子さんなどと比較すると、たつき諒さんの予言は「感覚派」に近いです。
予言者 | 特徴 | 精度 |
---|---|---|
ノストラダムス | 詩的・象徴的 | 解釈が難解 |
松原照子 | 直感・霊感 | 実績が評価される |
たつき諒 | 夢の記録 | 科学的検証は不可 |
これをどう受け取るかは、読む人の価値観次第です。
⑦統計的に「当たる確率」とはどれくらい?
最後に、ちょっとだけ真面目な話。
「2025年7月5日」に大災害が起きる確率って、どのくらいなんでしょうか?
-
日本で年間発生する自然災害(地震、台風、大雨など):数十件以上
-
その中で“特大規模”に分類されるもの:数件
-
365日中の1日をピンポイントで当てる確率:約0.27%(1÷365)
これって、ほぼ偶然の確率なんです。
だからこそ、「当たった」というより「たまたま一致した」と考える人も多いんですよね。
私が見た未来の「場所」特定は本当か?描写と現実のギャップ
「私が見た未来」では、予知夢に登場する“場所”が実際の災害現場と一致したとも言われています。
でも本当に、場所まで特定されていたのでしょうか?
ここではその描写と、実際の出来事との“ズレ”を丁寧に見ていきますね。
①夢で見た場所と現実の出来事を比較
まず、予言の中でたつき諒さんが見た夢の場所は、「日本とフィリピンの中間あたりの海底」とされています。
そこから起きる破裂(噴火)が、巨大な津波を巻き起こすというストーリー。
描写 | 内容 |
---|---|
場所 | 日本とフィリピンの中間、海底の「ボコン」破裂 |
現実の事象 | 2022年にトンガ沖で海底火山の噴火が実際に発生 |
一致度 | 地域的に異なる(トンガは南太平洋) |
地理的に一致しているとは言いづらいですね……。
②海底火山と大津波の描写は事実と一致するか
夢の中で見た「海底が破裂して、大津波が起きる」という描写。
これって、本当に可能性あるの?って気になりますよね。
現実にあった例としては、次のような事象があります:
-
東日本大震災(2011年)
→ 海溝型地震により津波発生。 -
トンガ沖噴火(2022年)
→ 海底火山が破裂、津波が広範囲に到達。
災害 | 発生場所 | 被害の規模 |
---|---|---|
東日本大震災 | 三陸沖 | 津波最大40m超、死者1.8万人以上 |
トンガ沖噴火 | フンガ・トンガ | 津波発生、太平洋各地に影響 |
③地形の隆起や「地続き」説の真偽
夢の中では、「津波の後、台湾・香港・フィリピンが地続きになった」とされています。
これは、プレートが隆起したことで大陸がつながるように見えたという描写です。
でも、これは……現実的にはちょっと無理があるんですよね。
-
プレートの移動は数センチ~数十センチ/年が通常
-
一瞬で何百キロも地形が変わることは地球物理学的に不可能
-
隆起して陸地がつながるには数万年規模の地殻変動が必要
つまり、「夢で見た映像的なインスピレーション」だった可能性が高いですね。
④場所が特定されていないことで生まれる解釈の余地
「予言は場所が明確じゃないから、こじつけになる」――これは多くの人が感じていることです。
たつき諒さんの予知夢は、ビジュアル的な印象が強く、言葉としての「場所」はほとんど描かれていません。
そのため……
-
起きた災害にあとから「これはあの夢のことだ」と当てはめられる
-
解釈次第で“何にでも当てはまる”ようになってしまう
この自由度の高さこそが、「信じる人」と「疑う人」で大きく評価が分かれる理由なんですよね。
⑤「場所の一致」はこじつけに過ぎない?
現実の災害と「場所が一致した」と語られるケースもありますが、それはあくまで後付け的な共通点探しと言えるかもしれません。
たとえば、
-
「日本とフィリピンの中間=南海トラフ?」
-
「地震があった場所がたまたま海だった」
-
「津波が起きたから一致している」
など、どれも解釈の仕方次第なんですよ。
主張 | 問題点 |
---|---|
夢と地震の発生場所が近い | そもそも海底の場所が広すぎる |
映像が似ている | 夢の印象を事後的に重ねているだけ |
でも、逆に言えば「一致してると見せかけることもできる」というわけですね。
⑥専門家の意見と否定的な見解
地震学者や災害研究者の意見は明確です。
-
「津波120メートル」「地続きになる」は科学的に不可能
-
予知夢のメカニズムは未解明。科学としては成立しない
-
夢の描写に信憑性を持たせることは、災害対策として逆効果
SNSで拡散されるほど、不安や混乱が増してしまうので注意が必要と警鐘を鳴らす専門家もいます。
⑦実際に起きた自然災害との比較検証
最後に、「夢の場所」と「現実の災害」をいくつか比較してみましょう。
夢の描写 | 現実の出来事 | 一致度 |
---|---|---|
海底が破裂し津波 | トンガ沖噴火(2022) | 部分的に一致(場所は遠い) |
日本周辺の巨大地震 | 東日本大震災(2011) | 一部共通(場所・時期が曖昧) |
アジア大陸が隆起 | 現実には未確認 | 不一致(地学的に不可能) |
それでも、夢と一致するように感じる人がいるのは、人間の「意味を見出したい本能」によるものなのかもしれません。
私が見た未来はこじつけでハズレばかり?たつき諒の過去の予言まとめ
たつき諒さんの予言は、信じたくなるようなリアルな描写が多いんですけど、実際はこじつけと受け取られてしまう部分もかなりあるんですよね。
夢の中で見た出来事をもとにしているため、科学的な根拠がなく、場所や内容が曖昧なぶん、どうとでも解釈できてしまうのが難点です。
予言が当たったと話題になった過去の例も、よく見ると日付や場所がハッキリしていなかったりして、偶然っぽいなって思うケースが目立ちます。
特に、2025年7月5日の大災難の予言は、一人歩きしている感じが強くて、本人も明確に否定してるんですよ。
それでも、不安な社会の中で「備えるきっかけになるなら意味がある」と感じる人もいるでしょうし、信じるか信じないかは本当にその人次第です。
ただ、夢のイメージだけを根拠に不安を煽ったり、情報を鵜呑みにするのは避けたいところ。
大事なのは、自分で考えて、正しく判断することなんじゃないかなと思います。