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日本代表ブラジル戦を徹底分析!田中碧への批判は妥当だったのか

日本代表ブラジル戦 スポーツ
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2026年W杯ラウンド32、日本代表はブラジル代表に1-2で敗れました。

前半29分に佐野海舟選手のゴールで先制しながら、後半にカゼミーロ選手の同点弾、そして後半アディショナルタイムにガブリエウ・マルティネッリ選手の決勝点を許す形でした。試合データを見ると、ボール保持率はブラジル64%、日本36%。シュート数もブラジル20本、日本5本。xGもブラジル2.01、日本0.28と、内容面ではブラジルが大きく上回っていました。

ただ、それでも日本が「まったく勝てなかった試合」だったかというと、そうではありません。

先制して、終盤まで1-1で粘り、延長戦目前までブラジルを追い込んだのも事実です。つまりこの試合は、「ブラジルに押し込まれ続けた試合」でもあり、「日本が本気で勝利に近づいた試合」でもありました。

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三笘薫と久保建英がいれば日本はブラジルに勝てたのか

結論から言うと、三笘薫選手と久保建英選手が万全なら、日本が勝つ可能性は確実に上がっていたと思います。

ただし、「2人がいれば絶対に勝てた」とまでは言えません。

久保選手はオランダ戦で左膝を負傷し、その後の試合を欠場。森保監督もブラジル戦前に「久保はプレーできない」と明言していました。

また、三笘選手、久保選手、遠藤航選手、南野拓実選手など、主力級の負傷離脱が日本の選手層に大きく影響したという見方も報じられています。

三笘選手がいれば、左サイドでボールを運ぶ力、1対1で時間を作る力、相手を押し下げる力が加わります。

久保選手がいれば、前線と中盤の間でボールを受けて、相手の圧力を外すプレーが増えたはずです。

この2人がいると、日本はただ守ってカウンターを狙うだけでなく、もう少し自分たちでボールを前進させる時間を作れた可能性があります。

ただ、ブラジル戦の数字を見ると、シュート数もxGもかなり差がありました。

だから、三笘選手と久保選手がいれば勝てた可能性はあった。

でも、それだけでブラジルとの差が完全になくなるほど簡単な試合でもなかった。

この見方が一番現実的だと思います。

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田中碧は戦犯なのか

田中碧選手のせいで負けたのかと言われれば、私は違うと思います。

もちろん、最後の失点につながる場面で田中選手のボールロストがあったため、そこだけを切り取れば批判されやすいのは分かります。

実際に、試合後には田中選手への批判や中傷が起き、板倉滉選手は「彼のミスがどうのこうのということはまったくない」「チームとして戦ってチームとして負けた」と擁護しています。

ここはすごく大事です。

サッカーの失点は、最後にボールを失った選手だけで決まるものではありません。

その前にどれだけ押し込まれていたか。

クリアボールを拾えていたか。

守備ラインが下がりすぎていなかったか。

味方のサポートが近くにあったか。

疲労で判断が遅れていなかったか。

こういう要素が全部つながって、最後の1プレーになります。

田中選手がボールを奪いに行ったこと自体は、むしろ勇気のあるプレーだったと思います。

あの場面で何もしなければ、ブラジルの攻撃はそのまま続いていた可能性が高いからです。

問題があったとすれば、「奪いに行ったこと」ではなく、奪った後に安全に逃がせなかったことです。

外に蹴る。

ファウルをもらう。

大きく前に逃がす。

味方につなぐより、まず危険地帯から遠ざける。

終盤のあの時間帯なら、そういう選択が理想だったかもしれません。

ただし、それを冷静に言えるのは、テレビで見ている側だからです。

実際のピッチでは、ブラジルの選手の寄せ、疲労、音、時間帯、味方の位置、芝の感覚まで全部違います。

だから、田中碧選手だけを「戦犯」と決めつけるのはかなり乱暴です。

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田中碧が批判される理由

田中碧選手が批判されている理由は、単純に「最後の失点に直結して見えたから」です。

サッカーでは、ゴール直前のミスが一番目立ちます。

たとえば、90分間で何度もパスコースを切った選手より、最後に1回ボールを失った選手の方が記憶に残ってしまいます。

でも、それは試合全体を見た評価とは別です。

日本は後半、ブラジルにかなり押し込まれていました。

ブラジルは後半にクロスを増やし、カゼミーロ選手の同点弾につなげ、終盤も圧力をかけ続けました。ロイターも、アンチェロッティ監督が後半にクロスを増やす修正をしたことが流れを変えたと報じています。

つまり、最後の失点だけを見ると田中選手のミスに見える。

でも、試合の流れ全体を見ると、日本が長い時間ブラジルの圧力を受け続け、その中で限界に近い守備を続けていた。

この構図を無視して、1人だけを責めるのは違うと思います。

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町野修斗はなぜあの位置にいたのか

終盤の場面で、町野修斗選手がもっと下がってパスコースを切れなかったのか。

これはかなり気になるポイントです。

町野選手は後半33分、伊東純也選手に代わって途中出場し、右シャドーの位置に入ったと報じられています。

右シャドーという立ち位置は、ただ前で待つだけのFWではありません。

守備ではサイドや中盤を助ける。

攻撃ではカウンターの出口になる。

前線でボールを収める。

相手DFを引きつける。

つまり、守備と攻撃の両方を求められるポジションです。

あの時間帯、日本が延長を見据えて完全に守り切るなら、町野選手ももっと自陣深くまで戻って、パスコースやシュートコースを消す選択はありました。

一方で、全員が下がりすぎると、クリアしても前に誰もいなくなります。

そうなると、ブラジルにまたすぐボールを回収され、波状攻撃を受け続けることになります。

だから、1人か2人を少し前に残して、カウンターの可能性を残すのも戦術としてはあります。

町野選手があの位置にいたのは、おそらく「守備にも参加するが、カウンターの出口にもなる」という中間的な役割だったのだと思います。

ただ、見る側からすると、その中間ポジションが「寄せ切れていない」「パスコースも切れていない」「カウンターにも出られない」というふうに見えてしまった。

だから、中途半端に感じた人がいても不思議ではありません。

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終盤の定石としてはどうすべきだったのか

残り時間を考えると、日本には大きく2つの考え方がありました。

選択肢 狙い メリット リスク
延長狙いで守り切る 失点しないことを最優先 ブラジルの勢いを一度止められる 下がりすぎると波状攻撃を受ける
カウンターを残す 最後に勝ち越しを狙う 相手DFを押し上げにくくできる 守備人数が足りなくなる
中間策 守備を固めつつ前線に出口を残す 現実的なバランスを取れる 選手の判断が難しくなる

素人目線では、「もうあそこまで行ったなら全員で引いて延長に行けばよかった」と思うのは自然です。

私も、結果だけ見ればそう感じます。

ただ、サッカーでは全員が下がれば安全というわけでもありません。

前に誰もいないと、ボールを奪っても相手に返すだけになります。

ブラジルのような強豪相手に、それを何度も繰り返すのはかなり危険です。

だから、町野選手のようなFWを少し前に残し、相手の最終ラインにプレッシャーを残す考え方も理解できます。

問題は、その役割をチーム全体でどこまで共有できていたかです。

誰がボールに寄せるのか。

誰が中央のパスコースを切るのか。

誰がカウンターの出口になるのか。

誰が最後のシュートブロックに入るのか。

この整理が一瞬でもズレると、ブラジルのようなチームは逃してくれません。

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日本代表は弱いのか

「日本代表って、ぶっちゃけ弱いのでは?」という疑問も分かります。

ブラジル戦もボールを持たれていた。

オランダ戦も押し込まれる時間が長かった。

前大会のドイツ戦、スペイン戦も、内容では相手に持たれていた。

日本の勝ち方はカウンター頼みではないか。

この見方は、半分当たっていると思います。

日本は世界トップクラスの相手に対して、まだ毎試合主導権を握って勝てるチームではありません。

ブラジル戦でも、日本はFIFAランキング18位、ブラジルは6位でした。

つまり、日本は世界の上位にはいるけれど、トップ10常連国と同じ土俵で試合を支配できる段階ではまだない。

ここは冷静に認めるべきです。

ただし、「弱い」という言葉は少し違うと思います。

日本は弱いのではなく、世界トップ10に常時勝ち切るには、まだ足りない部分があるチームです。

守備の組織力。

走力。

切り替え。

カウンターの精度。

チームとしての規律。

このあたりはかなり高いレベルにあります。

一方で、相手に押し込まれた時にボールを保持して休む力、強豪のプレスを外す中盤の厚み、負傷者が出ても落ちない選手層、終盤のゲームコントロールにはまだ差があります。

だから、日本は「弱い」のではなく、「トップ20級からトップ10常連へ進む途中」と見るのが一番近いです。

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カウンターは「それしかできない」のか

日本の戦い方がカウンター中心になるのは、強豪相手では自然な部分もあります。

ブラジル、スペイン、ドイツ、オランダのような相手に、最初からボール保持で上回ろうとすると、逆に危険な位置で奪われるリスクが高くなります。

そのため、あえて守備ブロックを作り、奪ってから速く攻める。

これは弱者の戦術というより、現代サッカーでは強豪国同士でも普通に使われる戦術です。

ただし、日本の場合は「カウンターもできる」ではなく、「強豪相手にはカウンターに寄らざるを得ない」時間が長いのも事実です。

ここが今後の課題です。

本当に世界トップ10を目指すなら、守って速攻だけでなく、押し込まれた時間にどうボールを握り返すかが重要になります。

相手のプレスを外して、2分でも3分でも自分たちの時間を作る。

終盤に無理につながず、でも簡単に相手へ返さない。

ファウルをもらう。

コーナー付近で時間を使う。

こういう試合運びができるようになると、日本はさらに上へ行けると思います。

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「ブラジルを苦しめた」と「ずっと攻められていた」は両立する

ニュースでは「日本がブラジルを苦しめた」「勝機はあった」と表現されます。

一方で、実際に見ていた人からすると、「ずっとブラジルが攻めていた」「ほとんど日本は守っていた」と感じたはずです。

これは、どちらかが間違っているのではありません。

両方正しいです。

日本は先制して、ブラジルを焦らせました。

ブラジルは後半に追いつき、最後の最後で勝ち越しました。

スコア上は、日本はブラジルをかなり苦しめました。

でも、試合内容の数字では、ブラジルがかなり優勢でした。保持率、シュート数、xGの差はそれを示しています。

つまり、報道の「惜しかった」も正しい。

視聴者の「ずっと押されていた」も正しい。

この試合は、そういう複雑な試合だったと思います。

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結論:田中碧だけの責任ではない。日本はよく戦ったが、差も残った

今回のブラジル戦を一言でまとめるなら、「日本はよく戦った。でも、世界トップとの差も見えた試合」です。

田中碧選手だけのせいで負けたわけではありません。

町野修斗選手の立ち位置も、結果論で見れば疑問は残りますが、カウンターの出口を残す役割があったと考えれば理解できる部分もあります。

三笘薫選手や久保建英選手がいれば、勝てる可能性は上がったと思います。

ただ、それでもブラジルに内容で上回られた時間が長かったことは変わりません。

日本代表は弱いのではありません。

でも、世界トップ10の国を相手に、内容でも互角以上に戦い続けるには、まだ足りないものがある。

守備で耐える力はある。

カウンターで仕留める力もある。

次に必要なのは、押し込まれた時にボールを持ち返す力と、終盤の1プレーをチーム全体で整理する力だと思います。

だからこそ、この敗戦はただの失敗ではありません。

悔しいけれど、日本が本気で世界の上を目指しているからこそ、ここまで細かい議論が生まれている。

選手を責めるためではなく、次に本当に勝つために、このブラジル戦は語り続ける価値のある試合だったと思います。